和洋の美、鋭利な Apex Couplers & Z-BOARD

| コメント(0) | トラックバック(0)

Isis のスパイク、遂に Z-Borad に直接刺さる
Isis Z-BOard gusa 1.JPG

EOS-1Ds markII EF100mm/F2.8 macro 貴重盤に針を落とす感覚...

前回まで・・・
-----------------------------------
AVALON純正のApex Couplers と同じステンレスで出来た極薄スパイク受けを使用してIsis の高さUPを抑えている。いずれ、Z-BOARD に直接スパイクを刺してみようと考えているが、まだまだ先の事かも知れない。
-----------------------------------
と書いてからはや数ヶ月
某メールマガジンでも、店長に急かされた事もあったような。ともかく、あれの続編です。

位置決めに迷っていたため「Z-BOARD に直接スピーカーのスパイクを刺す」のに、これまた気の長い話で3ヶ月も掛かってしまったことになる。

この間何をしていたのかというと、「スピーカーをボードのどこに置くか」という位置で悩んでいた。位置といっても、「ボードに乗ったスピーカーが部屋に対してどのような位置にあるか」という位置ではなく、あくまでもボードのどこにスピーカーを置くか、という悩みである。これには可能な限りスパイクでボードに傷をつけたくないという想いもある。

「そんなの、少し傷が付く程度でしょ」という意見もあるだろう。ところがどっこい、Z-BOARDのようなとても硬いボードであっても、Avalon のApex Couplers はとても鋭利で硬く、傷がつくというよりは陥没する。まあ、実用性というよりは、美意識的な意味合いが濃い。

ということで、3ヶ月も掛かってステンレスのスパイク受けをつけたまま、最終着地点としてZ-BOARDのどこに穴を陥没させるかという位置を決めるための作業をしていた。

さて、位置決めといっても、そう難しい話ではないはずだ。左右はスピーカーの横幅に対してボードにあまり余裕が無いというか適度な空き具合(30mmくらい)だ。Isisも左右対称なデザインである。なので、左右位置に関しては「センターに置く」で一旦話は終わり。問題は前後位置。Isis の長さは 432mm、Z-BOARDは 520mm なので、88mm の余白が有る事になる。

この程度の余白であれば、見た目の置かれ方としては前後のどちらかが相対的に多く余っていても、常識的にというか、少なくともインテリア的な観点でおかしくはない。ということは純粋に音質的な理由で決めれば良いことになる。


Isis Z-BOard gusa 2 yohaku.JPG

EOS-1Ds markII EF100mm/F2.8 macro 最終的な余白

しかし、事はそう単純ではなかった。最初は前後に動かしながら何曲か聴いていたのだが、相手はIsisだ。一人でそうスルスルと動くものでもないし。汗だく汁ダク。しかしやはり Isisを動かしていると、背面の壁面(我が家では窓ガラス)からの距離、と当然試聴位置までの距離、ユニットと耳の角度の関係が変わってしまい、「ボードの前後の余りによる音質の変化」を聴き分けているとはいえない事に気が付いてしまった。

そもそも、ボード導入以前に Isisの「壁からの距離」、「振り角」などはかなりの試聴をして自分なりの位置と角度を決めたわけなので、完全に無視するわけにもいかない。つまり「ボードの前後の余りによる音質の変化」を確認するためには、「Z-BOARDだけを動かして試聴しなければならない」のだ。...しかし、とても大変なことになったものだ。

「まあ、それはそれでどうでも良いじゃない」となればこのオーディオという趣味もここまで続けていないだろう。などと妙に納得しながら、自分の(こういうときだけの)完璧主義を呪った。結局、「Isisを動かさないでボードだけ前後に動かして、試聴する」という事をすることになった。当然、Isisに反重力装置は付いていない...

次なる試練があった。それはボードだけを動かし、部屋に対して相対的なIsisの位置を動かさないということは、Isisから見るとボードのどこに乗っているか、ボードから見れば自分は部屋のどこに乗っているかという二点が毎回異なることになる。当然Isisにもボードにも大きな質量があり、ボードも、床もそれを無視できる硬度というわけではないので、1時間、1日、1週間と、Isisはボードに、ボードは床に沈み込んできて音が変化するのだ。それも大変な変化。

というわけで、大体のコツとポイントを大雑把に掴んだ後、各前後位置で試聴を行い、現在の結果を得た。我が家での結論は「ボードは後余り」という結論に。前部の余白は最低限で、左右の余白と同程度。残りは全て後部へ割り当てた。

Isisの場合、床に向いたバスレフポートが後部にあるという点が大きく影響したと思われるのだが、この前後余白は低音だけでなく高域の伸びに大変大きな変化がある。


Isis Z-BOard gusa final.JPG

EOS-1Ds markII EF100mm/F2.8 macro 和洋折衷

「美意識的な意味合いが濃い」と書いたが、精微で美しい木工を誇るIsisが、磨きぬかれた鋭利な刃物(Apex Couplers)の先端数十ミクロンでかのZ-BOARDの上に或る姿は、それだけで「美」ではないか。機能と様式美についてこだわり抜かれたパーツ同士のコラボレーションは、和と洋の垣根を越えてただただ美しい。そんなボードにグサグサと穴が開いたり傷がついていたりするのは粋ではない。それだけといえばそれだけだが、私には重要だ。

最後に音質の話。ボードにスパイク直刺し効果は絶大だ。全てが良い方向に向かっているので感想としては各論は不要だろう。強いて言えば力感、透明感が格段に向上したのだ。ああ、いい音だ。今日もオーディオが愉しいな。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://isis.sc/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/98

コメントする

アイテム

  • IMG_7663.jpg
  • IMG_7674.jpg
  • IMG_7690.jpg
  • IMG_0828.jpg
  • IMG_0815.jpg
  • IMG_7632.jpg
  • IMG_7631.jpg
  • IMG_0626.jpg
  • IMG_0598.jpg
  • IMG_0584.jpg