February 2007アーカイブ

銀座2007

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散髪しに銀座へ行ったので変わり行く街をSNAP。赤や青の美しいショーウインドゥが目を引く。
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EOS 5D + EF50mm F1.2L 銀座Dior

銀座のDiorだ。銀座の目抜き通りは古い建物がモダンな建築に立て替えられ、一棟丸ごとブランドビルになるケースが増えている。車で行くことが多いのと、あまり興味が無いのとで、入ったことは無い。ビルが建て変わるといつも思うのだが、「前はなんだったっけ」となる。壊しているときはまだ覚えているんだけれど。

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EOS 5D + EF50mm F1.2L 交詢ビル

いきつけの散髪屋は、この交詢ビルの近所だ。実際には散髪屋ではなく、美容室らしいのだが、最近は違いもよくわからないのでどうでもよい事にする。以前は新宿の近所の美容室だったのだが、髭剃りをしてくれなくなったのと担当が別の支店に移動となったのを契機に電車に乗ることにした。

写真の「「交詢社」は福沢諭吉が設立した日本で最初の会員制倶楽部で、交詢ビルはそのクラブハウスとして1880年(明治13年)に建設された。現在のビルは2004年に竣工した3代目のもの」とある。そんな歴史は最近知ったのだが、とにかく美味しい料理店が多い。バーニーズニューヨークも楽しいが、こちらはわが新宿にもっと大きいの(地下2F、地上9F)があるのであまり見ない。

「正宗中国 四川料理 趙楊」は頻繁に利用させていただいている。こちらの担担麺、麻婆豆腐は他の四川のお店とは一味違う。食べたことの無い方は是非ご賞味を。辛さは控えめと言った方が味わえると思う。

このビル、銀座の目立つ場所には無いので、それほど観光地化していないのでゆっくりと楽しめるのも良い。大きな立体駐車場があっていつでもあまり並ばずに入れるのもいい。

年末に発売されたばかりの「衝撃作」GOLDMUND MIMESIS 22 Signature を品川の知人が国内初納品で購入したというので聴かせてもらってきた。

22 Signature については、マラソン試聴会で EIDOS REFERENCE -> 22sig OR 24ME -> TELOS2500 -> Avalon Isis という比較試聴をしていたので、GOLDMUND の中での特に 24ME との相対的な差異については理解しているつもりでいた。

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しかし友人宅の 22 Signature は予想を遥かに超える変化をそのリスニングルームにもたらしていて正直驚いた。その友人の以前使用していたプリアンプはコニサー(たぶん3.0)であり、昨年訪問した際にも管球のパワーで鳴らされるLAT1000の音触には舌を巻いたのであるが、今回は思いっきり私好みの方向への変化も感じたのもあって、とても嬉しい驚きでもあった。

まず ノイズフロアが低い。前回とまるで違う。圧倒的だ。これはこれから出る音に大きな期待が持てる。たとえば、以前はまるで気にならなかった、置き時計のとても小さな秒針の音が気になるくらいだ。もっともその時計が以前からそこにあったかは定かでないが。友人曰く、実はコニサー時代はケーブルの取り回しでノイズが乗り、その処理が大変だったとのこと。今回のチェンジではそういった事に神経質にならずに済んでいるそうだ。

S/N もよくなったし、ピラミッド型に構築される解像度の高い低音も好きだ。余韻の残り方もちょうどいい。今回は「ここまで」と思わず、ヴォーカルものだけを数枚持ってきてしまったが、聴いてみたいディスクが山のように思いついてしまったので、次回は沢山持っていこうと誓った。油断した。

MIMESYS PH3 とのコンビでアナログも聴かせて貰った。
私も大好きな Kari bremnes だ。同じアルバムでCD もお持ちだったので聞き比べたが、アナログディスクの良さを改めて実感した。比較的新しい録音で音質もとても良い。正直このCDは聴かないほうが良かったぐらい勝負になってなかった・・。

こういう粋な楽しみ方ができるのも フルバランス・アナログのプリアンプだからこそだろう。高精度な A/D は付いているが、MM24MEでアナログに対してここまでの音が出せるか・・・自信が無い。そういえば、近所の鸚鵡貝の友人がやっていたのでもう一度聴きにいこう。(なんだか最近、後姿が某blogに出ていたような・・・気のせいか(w )

22 Signature はゾーセカスに置かれたSAP リラクサの上で浮いていた。他のセッティングを試されたのかは聞き損ねたが、22 Signature はとてもノビノビと鳴っていたのでひとつの正解には間違いないだろう。

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「衝撃のフルバランス」としたことで、他社接続性の高い、ハイグレードなアナログ・プリアンプとして大きな魅力を感じた。プリ探しに悩んでいるという声は良く聴くが、GOLDMUNDの好きでない人でも一度試聴してみて損は無いだろう。いや、だめだ。自宅試聴はヤバイので「別の意味で」オススメできない(w

試聴してすっかり時間も経ってしまったが、良く言えば自宅の Isis を含めた音との比較を冷静に持てたとも言える。

FULL EPILOGUE はオーディオ的にとても趣味性が高いデバイスであろう。24MEと同時にゲットでもした日には、私のような神経質なセッティング小僧は、3650日は眠れないであろう。そのくらい調整ポイントがある。悪く言っているのではない。皮肉でもない。「趣味性が高い」は最大のほめ言葉だ。その点では、Isis でさえ敵わない。

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試聴しながら気が付いたが、MM24MEと、そのリモコンは実に良くできている。我が家では使うことのない 「SUB +」と「SUB -」 ボタンが活躍するのである。EPILOGUE3(最低域)の加減を簡単に増減できるものだが、正直、これが有ると無いとではこのソリューション全体の使いやすさ、楽しさには大きな差が出るであろう。

ここまでの低域を易々と、しかも低歪・高速で出すシステムは滅多に無い事には誰も異論は無いだろう。Diskによっては想定外の低音が出てくる感じだ。クラシックは補正なしでとても良かった。スタジオ録音ものでは少しレベルを下げたほうが聴きやすい。要するに、スタジオモニターでも調整(再生)できないレベルで低域を再生してしまうため、想定外のなり方をするDisk がある感じだ。これを面倒と取るかは各人の判断となろうが、リモコンで調整できるわけなので大問題とはならないだろう。

しかし壮大で荘厳だ。ベルサイユ宮殿のような音だ。オーディオマニア的に帯域バランスとか、各ユニットの音触の微妙な差とか、言いたいことが無いわけでもないが、あれは自分の経験と感では調整できる。お店にしてもデモ機が来てすぐの事だったわけなので当然だろう。そんなことより、超大音量で浴びるように聴いた 幾つかの愛聴板の鮮烈な音が忘れられない。

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たとえるなら、「ボクのホームシアターって凄い」と思ってて「130HDスクリーン + フルHDの高級プロジェクターで映画を自宅でしか見ていない数年間を過ごした後、最新の映画館でアクションものを見ちゃった時」みたいなものだろうか。

最終的な指向性の問題としては現段階で直接的な目標とはならないが、本質的に我が家とはスピーカーしか違わないわけなので、 Isis でどのような音を出したいのかは、より明確化した試聴であった。今は迷いが無い。明日はわからないが(w

ilungo audio のgrandezzaを借りて試聴する機会に恵まれた。


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黒い植木鉢の下にもピッタリ? ilungo grandezza

すっかり試聴に夢中になってしまい、唐突に返却期限を迎えたため、あわてて Isis をボードから下ろしてしまい、堂々と載っているとき(というより履いているか?)の写真を撮り損ねてしまったので謎写真を2枚。

Isis はフットプリントが小さいため、通常のパワーアンプ用の grandezza で縦横ともに十分はみ出るくらいであった。音質は床にジカ置きよりも低音の響きが整理されたうえで残響が長くなり、一皮向けたような効果が見受けられた。

もっとも、ボードの材質、響き以上に Isis の高さ(ユニット全ての高さ)が上がることでの変化も大きい。簡単に言えばライブのステージのように、少し上のほうに音が定位する。このセッティングの場合やはりIsis を少し前傾させることも念頭に置かねばならないが、その時、高域の質感が大分変るので要注意だ。どうもこのスピーカーは床との振動モード断絶よりは、原始的で、物理的な安定感を好むようでもあるし。

視聴用として、全国どさ周りしているであろう grandezza はショップの担当者曰く、「相当に傷は付いていますので躊躇せずスパイクをグサリとやってください」とのことで、夢だった 「Isis の純正スパイクでグサリ」のパターンも試聴した。


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Isis の横で記念写真

現状の我が家の状況では・・・と前置きをしながら結論。「どのような組み合わせでもスパイクは総合的にメリットが少ない」という感じ。しかしやはり、大音量時の音離れやパルシブな音の立体感(奥行き)はスパイクであげた時 + CFRPインシュレーターの良さだ。

・・・床にペタ置きの良さを生かしながら、スパイク利用時の低音の音離れ、立体感ある奥行きの表現を表現する方向のセッティングはないかとあれこれ思案した結果、自宅に転がっていたなんでもない部材を活用することでとても良い方向感が見えてきたので、それを今後は実証していきたい。

つづく

あの店のあの期間限定サウンドを聴いてきた。

オーディオファイルから見れば、価格、大きさ、要求されるシステムのサイズにおいて、その全てで「非・現実的」なスピーカーシステムの代表格 とさえいえるのが、この FULL EPILOGUE(フル・エピローグ)だろう。

 

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価格的な要素での販売の困難さも手伝って、まずまともな視聴さえ稀なもの。それをあの EIDOS REFERENCE + MM24ME + TELOS2500 x 4 で鳴らすと言うことであれば聞かずにはいられない。

試聴した。

■結論

「ミシェル・レバションは天才だ!!!諸君、帽子を脱ぎたまえ!!!」

もっとも私は持帽していなかったので心の中で敬礼してきた。

メーカーとして好きか嫌いかと言う事では確かに諸氏、各論が大いにあるブランドではある。それは結構なことだ。しかし、24MEという孤高の存在からはじまる GOLDMUND のフル・デジタル ストーリを今、彼のプロダクトを中心に振り返ってみると、約9年前に この FULL EPILOGUE を完成させてから、DSPを用いたフルデジタルアンプの開発、TELOSシリーズの登場、EIDOS REFERENCE を上流にキッチリ用意するなど、用意周到過ぎるとさえ言えないか。

おそらく彼は 10年前には「ここまで見えていた」に違いないのだ。

GOLDMUNDと言えども、グローバル経済の世界で言えば、零細・中小企業には違いない。それこそ1つ失敗したらすぐにでも経営のピンチに陥るだろう事は、ハイエンドオーディオブランドの歴史を見れば容易に推察できる。

そう。「偶然こういうこと」にはならないということだ。プロダクト、金策、失敗したらすぐにでも終わりなのだ。その中で新技術を理解し、温故知新も忘れず、上手に採り入れながら・・・つまり既存顧客を満足させつつも、新しい時代の「音」にあわせて、数度の「音質テイスト変更」を上手に乗り切っている。

マーケティング力(按配力)もすごいモノだ。哲学があって頑固ならいいってもんじゃない。単に高価格な製品を出して儲けているだけだと言う若者も少なからずいるようだが、ある意味、そうかもしれない。しかしユーザもそれほど馬鹿ではない。価格の分はきっちり満足させないといけない。

「ここまで」の道のりを見据え、あらゆる戦略を練り、そして実行に移してきたからこそ今日のラインナップがあると考えると、出てくる音以前に、企業家として、投資家として、それからインキュベータとしてその才能に畏れ入るほかはない。

音の入り口から出口までを同一プロダクト、ラインナップで破綻なく纏め上げることが、どれだけのオーディオ起業家の夢であったか。そしてそれがどれだけ難しいことなのか。視聴記の前にどうしても書いておきたかったので、熱が冷めないうちに書き散らしておく。

今日は、ただ拍手を送りたい。
またこのような機会を与えてくれたお店と店長にも、感謝したい。
音の話は、そのあとだ。