Isis の日本語マニュアルにはスパイクを付けるようにと重厚に注意が書いてある。しかし私は落ち着かない子供のように、付けたり外したりを繰り返している。物凄く音がかわるからだ・・・。
最近、某SNSで知り合った「Isis使い」の方の日記にやはり「現状の自分の環境においては、スパイクは付けないほうが良い気がする」とあり、私としてもまた確認のために土曜日の朝に下ろしてみて、今度はそれなりに聴き込んでみた。下記に、あるなしのメリットだけを書き出してみた。
●スパイクあり
実体感に優れ迫力がある
低域の量感に優れる
大音量時の解像度が高い
●スパイクなし
空間描写がリアル・どこまでも透明な音場
高域の嫌味がほとんど消える
左右、上下に音が拡散してスピーカーの存在が消える
こんなところだろうか。我が家ではどっちもどっちだ。いや、少し「なし」派かもしれない。「なし」の場合にも、低域の量感が絶対的に少ないわけでもないし、解像度も低いわけでもないからだ。好みのレベルでなく違うのは圧倒的に高域特性だ。
Isisは底面がツルツルのフラットなので、スパイクを外すと「ベタッ」と設置する。凄い安定感だ。剣道の達人が剣を構えているような状態。バスレフポートが底面にあるので、床とポートとの距離やその付近のエアダンピング特性は、低音再生に大きな変化をもたらすことは容易に想像出来るが、実はあるなしでは、高域の質の変化にもっとも大きな変化がある。高域の違いにはこの安定感が大いに関係あるのだろう。
もうひとつは高域ユニットの高さだ。スパイクを取り付けるとスパイク受けもおかざるを得ない床なので、最終的には 50mm くらい高さがあがる。こうすると我が家の試聴位置ではわずかに高域ユニットの物理的位置が高すぎるため、もともと「御辞儀」している Isis の後ろ2つのスパイク受けを 5mm ほど高いものにして、試聴位置での軸上のバーチャルな補正で適切なバランスを得ている。
この上記の調整にも幾つかの要因を感じている。Isis は3点支持であるが、フロントは1点だ。もともとフロントにかなりの重量バランスがあるのが Avalon の特徴だが、私のスパイクの使い方だと、この前方の1点のみにとても大きな加重がかかっているようだ。とても硬いカーボンのスパイク受けなので、不安定でグラグラする訳ではないのだが、このセッティングが高域に悪影響を及ぼしている可能性はまだ否めない。ああ、考えることは多いな。スパイク受けの素材にも検討の余地があるし、床に直接置くのではなくボードを挟むのも一般的だろうし。
Isisのスパイクはとても鋭利なので、仮にスパイク受けがなければ荷重で7mm くらいはめり込む予想だ。もう少しエージングが進んでからであれば、位置も決まってくるだろうから、そのときには是非思い切って床にさしてみたい。スパイク受けがない分と、床にめり込む関係で、高域ユニットの高さの問題もかなり緩和されるだろうし、なによりニール・パテルの音決めした環境には近い気もしているからだ。
あ、やっぱり折衷案でアピトンのボードを持ってきて、それにグサリとやって試してからにしよう。ヨワ!(w
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