ショップ関連でよく使われている謳い文句に「GOLDMUNDは血統を重んじる」云々があるが今回はそのネタ。
そもそも、余程の異端児で無い限りにおいては、ハイエンドオーディオコンポーネントの世界では電気的、端子的な互換性はそれなりに担保されており、国やブランド・製造年をある程度無視してコンポーネントの組み合わせが自由に決定できる。これはオーディオという趣味の大前提だ。
そのため互換性の議論はまたの機会に譲るとして、今回はこの相互接続性を前提とした自由なコンポーネントの選択とブランドの統一という相反する点について論を持ちたい
大きく分けて近代オーディオコンポーネントの世界には
A プレイヤー
B プリアンプ(コントロールアンプ)
C メインアンプ(パワーアンプ)
D スピーカー
という4大コンポーネントが有る。ちなみにGOLDMUNDはA-Dを全てハイエンドクオリティで世界中に供給する数少ないメーカーのひとつだ
「血統を重んじる」といわれても、オーディオという趣味は金がかかる。唐突に大成功した人でも無い限り、金銭的にも少しずつ揃えていかなければならないため、大変難しいといえる。個々の事情により選択肢が狭まることも多々ある。
今回自分はメインのシステムとしてA-CをGOLDMUNDに揃えた。はみ出した機種は他の部屋で使ったり放出したりしている。
しかし D のスピーカーはGOLDMUNDを選んでいない。正直に言うとまともな環境で試聴したことはないのだが。
[写真掲載予定]
価格的にも FULL EPILOGUE は量産の(定価の有る)スピーカシステムとしても異例に高額だ。EPILOGUE 1&2 は半額以下だが、それでも他社のフラグシップの上だ。そんな事もあって「血統・・・」といわれても難しいものだ。ついでにいうとロボットみたいなデザインと全体的に金属質な質感も微妙だ。
そもそも、個人的なルールとしては
1 出来ればプリとメインは一緒のブランドと世代
2 可能ならば、プレイヤーも同一にして音調とデザインの一致
3 スピーカは関係ないでしょ(笑
という感じなのである。
結論じみたことを言うと、血統は「1」の部分だけでよいと考えている。今回、プレイヤーもGOLDMUNDになったのは音質的な評価のみであって偶然の産物であるととらえている。
1 だが、プリパワーの伝送は、最近の例でも GOLDMUNDは96/24のデジタル伝送、KRELLであればCASTが、HALCROにも電流伝送があるから、これらは利用意義を深めるためにも効果的な接続が可能な同ブランド、同世代が良いと思う。あとは技術的な各論を待つまでも無く、製品の聴感上での音質調整は同ブランドのプリパワーセットで行われているケースが殆どだろう。
2 は、殆どの場合はデザインの問題だ。レアケースとしてはフォノイコ、i.Link(1394)の互換性等で制約が出るが大抵の場合には好きなものが選べるのがプレイヤーだ。そもそも昔はプリアンプにチューナーとか、DATとか色々繋いでいたわけなので、プリアンプは歴史的にももっともユニバーサルでボランチ的な仕事を要求されていて、それは今でも少し残ってはいるわけなので。
3 は、端子形状の問題はあるが大抵の場合にはなんとかなる。自作マルチとか、オリジナルノーチラスなどの場合には趣向が違うが、最近の大流行はネットワーク内蔵・シングルワイヤである。lumenwhite diamondlight , Avalon ISIS のような大型機でもシングルアンプ・シングルワイヤなのである。私はこの流れに乗って TELOS2500 を選択した。少し前だったら、アンプが将来4つになるかもしれないから 1台あたりのコストは... と躊躇したであろう。バイワイヤ、トライワイヤまでならアンプに端子があるので対応可能だし。
なので私はまだ、血統を守っていない。でも良いのだ。
スピーカは大きいので部屋とのマッチ・デザインも大事なのです。
Avalon ISIS はあまりネットではデザインの評判がよくないですが・・・
実際に見るとその仕上げは素晴らしいです。
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